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アールポップな庭は、お施主様の色に染まる。

2022.5.6  ブログ
iida

今日は、庭作りの現場で、戸隠し石を積みました。

ゴールデンウイークの谷間なので、材料が入ってこないため、栃木市まで、石を取りにドライブです。

道中は、それなりに混んでいましたが、そんなにストレスは無く、高速は流れていたので、想像より快適でした。

現場について、石を下ろしていると、お施主様に、「古い石だねと、新しい石はなかったの」と、聞かれました。

なるほど、そういう見方もできるのか、と驚きましたが、無理もないのです。

なぜなら、お施主様は、インドの方で、ツタナイ日本語で、悪気はなく、質問されたと思うのです。

今まで、自然石を、古いのか、新しいのかと、考えたことが無かったので、正直何を言っているのか、少し理解に苦しみましたが、自然石の良さを説明すると、納得されたみたいで、最後は、二人で大笑いをしました。

国が違うと、概念が違うモノですね、インドの石は、磨かれてピカピカのツルツルしているのが、売られているモノで、自然石を買う事が無いと思います。

もしかしたら、自然石を売っているのが、おかしいのかもしれませんね。(笑)

日本のお庭には、昔から、自然石を景石や、石垣に使い、または、路面に敷いて、小道を作ったり、貴重な石と名を売って、床の間に飾って見たりと、日本人の感覚は、少し見方を変えると、特殊な世界感があるのかもしれませんね。

お庭には、あらゆるスタイルがあって良いモノですが、今の現状は、新しいスタイルが生まれてないのも、事実なのです。

イイダは、思うのです、全く新しいスタイルは、出来ないモノの、その人が作るスタイルは、あってもいいと思うのです。

たまに、聞かれるのですが、アールポップな庭作りとは、何ですか、と、イイダはいつもそう聞かれると、少し照れくさそうに、頭をかきながら、曲線と色使いの、囚われない、自由な線と色で、よりアートに、造園を作るスタイルです。

と、答えるのです。

分かりにくいかもしれませんが、イイダが作る作品は、皆、アールでポップに曲線に繋がり、色が同色になっても、同じ色に感じさせないで、意図は計算で証明して、意味は、お施主様の生活に合わせて、考えるお庭なのです。

和風のお庭とか、洋風のお庭とかに、囚われない、和の心と洋の気品を壊さずに、皆さんに寄り添ったお庭作りが、イイダのお庭です。

と、まあ、忙しくゴールデンウイークの波に揺られて、お仕事しました。

いつもブログを読んで頂きありがとうございます。