今日は、黒土化粧をして、お庭の水洗いをして、完成しました。
完成のお庭には、水を打って仕上げるのが、日本のスタイルですが、濡れたお庭には、すべてを共鳴させる雰囲気があります。
いろいろお世話になってしまった、お庭なので、想いもありますが、ためらいながらも、書かせて頂きます。
このお施主様は、中国からの日本に来て、お仕事をしている方で、今までは、中国の方とお仕事をさせて頂く事もありましたが、あまりいい思いをしたことが、無いのです。
もちろん、そんな方ばかりでは、無いと頭の中では、思っていましたが、ここのお施主様と、出会ってからは、印象が変わりました。
とてもおおらかで、素敵な笑顔でいつも、迎えてくれる、その姿は、国など関係なく、人間力のある方なので、また一つイイダ自身も成長させて頂き、この出会いに感謝です。
良い人に国境はないと、実感して、次に進める事が何よりも、イイダの財産になります。
お庭は、快適にスペースを使うために、何度かご自分で手を付けていらっしゃって、その手の届かぬところを、お手伝いさせてもらったの形での、依頼でした。
お庭が変わるたびに、褒めて頂き、例えそれが趣が違っていても、言葉を選んで、日本語で語り掛けてくれたのです。
日本人には、変な先入観があり、あまり良く思わない方もいますが、元々はお庭は中国から伝わった歴史があり、すべての文化は、皆、何らかの影響を受けています。
国の上層部が何を思っているかは、知りませんが、お庭を通じて、こんな素敵な交流が出来たことの、事実がここにあるので、最高の気分です。
完成まじかのお庭を見つめながら、お話しをして、身の上の話をさせてもらっていたら、アルバイトの息子が、ITの会社に就職すると、教えたら、プログラミングの本を家の中から、もって来てもらって、困ったら相談してね、と、伝えて下さい、こんな言葉まで頂きました。
この幸せの波紋が、今後広がるように、お庭を通して、皆さんと、出会い、そして、世界も変えて行ければ、と、今、大きな山に一歩一歩進んでいるような、素敵な2022年の滑り出しになりました。
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。