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根は地中で繋がっている

2021.12.23  ブログ
iida

今日は、芝を剥いで、伐採と剪定の発生材を処分しました。

昨日抜根するのに、根の周りを掘ったので、この住宅地の植栽アドバイザーとして、土壌の話をします。

この住宅地では、樹勢の行き良いが無く、立ち枯れする庭木が多く見られたので、原因を聞かれたることが、ありました。

見た目には、考えられないので、土壌が原因なのだと、感じていましたが、はっきりするまでは、答えられなかったのですが、土の質の悪さが、原因と分かりましたので、伐採抜根した根の張り方で説明します。

庭木の根は、枝葉と同じくらいに、根を張り養分を吸い上げて、花や実をつけるのです。

もちろん、日照の関係もありますが、掘ってみて土の悪さが露呈したので、この土の悪さが、原因だと思います。

この地域は、潮風が吹くので、潮に強い樹木が、植えられていますので、しっかり根を張れば、元気に育つはずです。

伐採抜根した庭木は、アカガシと言う樹木で、常緑樹です。

カシの木なので、2センチぐらいのドングリをつけ、潮に強い常緑樹で、根は普通は、地表に近くに根を張り、水分と養分をもらいます。

地中深くに、根を張る樹木もありますが、カシの木は、比較的浅型の根の貼り方をしますが、掘って20㎝ぐらいで、悪い土が出てきたので、これでは、樹木の樹勢はよくならないです。

樹木は、根で隣の樹木とコミュニケーションを取り、その根同士だお互いを支えるので、土壌が悪い土の場合には、樹勢を良くするのには、すごい時間が掛かってしまいます。

増しては、この住宅地のニオイシュロランの弱る原因は、この土壌が大きくかかわってきていると、言わざるを得ない、ニオイシュロランの根は芋根と言って、芋のように地中にあり、そこから髭根を出しています。

直根型の根で、下に延びて行くので、このような残土のような土では、耐えられることが難しいです。

抜根するときは、地中の虫によくであるのですが、ここではいなかったです。

以前にカナブンの被害を、考えましたが、そのような幼虫も見なかったので、この土壌を入れる時は、もしくは、埋め立てる時の土が悪すぎたのだと、感じました。

では、どう対処すればよいかですが、バーク堆肥をまいて、撹拌して、土壌を改良して行くほかは無いと思います。

ただ、どのお宅も、芝が貼ってあるので、遅効性の肥料を与える気持ちで、所々に穴をあけて、施していくのが良いと感じます。

春先には、この方法で、樹勢が良くなるように、みなさんに伝えて行こうと思いました。

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