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アドバイス、リポート

2021.12.11  ブログ
iida

今日は、午前中に2件の植栽アドバイスのお仕事をしました。

アドバイスをしていると、いろんな悩みがそれぞれありますが、この地域の樹木のお悩みは、樹勢に勢いがないのと、日照を妨げる込み合った、樹木の植栽が目立ちます。

近年は、様々な種類の樹木が、海を渡り日本のお庭に、植えられて、彩鮮やかな色彩を楽しめるようになり、南国のリゾートのような、感じを演出するのには、樹木で事足りる、ぐらいの種類の多さを感じます。

もちろん、それぞれには、素晴らしい姿を見せてくれる、樹木ですが、気候や場所による、判別が必要になる事は、必須なので、こちらの地域のように、街並みを作るような、高級住宅地には、植える前に植栽アドバイスが必要になると思います。

今回のアドバイスさせて頂いた、皆さまに少しでも、快適なガーデンライフを楽しんでもらう為に、この地域のリポートを書きます。

この住宅地は、決められた、樹木の本数があるため、お庭のヘリ沿いに植えられた樹木が、成長するために、お日様の日を浴びようと、競争してしまい、低木や芝などに、十分な日光が足らない状態になってしまっています。

年に数回の剪定が必要と、感じました。

また、低木類は、潮に強い樹木に負けてしまう、低木があり、ツツジ類がほとんど顔を出していません。

これについても、定期的な間引きや、高さを抑える剪定が必要になると感じています。

土壌の、影響が出ているようにも、感じていますが、埋め戻しの土がきっと再利用の残土のように、思えるので、はっきり確認できるように、なればまた報告します。

樹木の先の方で、枝枯れしている所が、見受けられたので、きっと強風により新芽が枯れてしまったと、感じました。

ニオイシュロランの、葉枯れや、幹がブヨブヨになるのは、塩水が溜まってしまう原因と、土壌のカナブンの幼虫の増殖が考えられます。

これは、定期的な水をまきで、ニオイシュロランの葉の先を洗浄するように、すると改善できるはずで、土壌に関しては、消毒が有効的で、冬の消毒はこれに最適だと思います。

問題は、植栽をするときに、アドバイスできる人が、ハウスメーカーにいる事が最適で、近い将来には、当たり前になっていることを、願います。

庭木は、家を守るために、懸命に強風に耐え、暑い日差しを和らげ、外気と触れる楽しさや、学びを感じ取れるものです。

決して、緑化協定の為では、無いのです。

そこに住む人が、思いやりのある、人に成長するために、植える庭木と、想い出をつくるキッカケになる、庭木が本来の姿だと思います。

今回は、11件のアドバイスをさせて頂きましたが、お庭から感じ取れる人たちが、多くいたので、うれしく思いました。

幸せになるための、準備をしている、素敵な方々でした。