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今日もまた、ありがとう、

2021.6.3  ブログ
iida

今日は、昨日に引き続き、整地しながら、スキトリをして、砕石を引きました。

お庭全体の整地をして、アプローチのところは、5センチぐらい多くスキトリをして、砕石を多めに引いて置きます。

モルタル下地で、乱貼りするので、強度を増すためと、モルタルの厚みを考えて、床を低くしておいて、仕上がり高さを揃えるようにするためです。

この現場は、土が固く、締まっているので、砕石はいらないかもしれませんが、雨などで、ぬかるみになってしまうので、砕石を敷いて防止するのと、人工芝のデコボコ防止にもなるので、スキトリをして、引きました。

砕石を引いてゴロゴロの石を落ち着かせるのに、転圧をしましたが、転圧は、強度を増すために、近年では、行うのですが、本来は、頭をたたいて、キレイに見せる事から、来ていると思うのです。

修行時代に、お庭に化粧砂利を引いていると、親方に、頭をたたいて置け、と、言われました。

木の板や、レンガなどで、表面をたたいて、デコボコを直して面にして行くと、キレイに見えるのと、踏んでも沈まなくなって、強度が増すのです。

その昔は、家を作る時には、最初に植木屋が入って、庭木を移動して、大工が家を作るころには、新しいお庭をつくっていたようなので、その辺の流れが、今もまだ残っているような事柄に、フッと出会います。

庭木を移植するときに、最初に根回しをするのですが、属の世界でも、根回しは、饅頭と決まってます。(笑)

植木屋からの、専門的な言葉ですが、根回しする、と聞くと、ムムっと思いますよね。

日本だけの文化が、植木屋や、造園家には、あるので、この原始的で武骨で繊細で、やさしくも、力強く、出来上がっていく、お庭を見ていると、不思議と昔の名だたる、先代たちも遊びに来ているのかも、と思う時があります。

そして、この小さな手に繋がっていけば、日本は安泰だとさえ思えるのです。

今日もまた、ありがとう、なぜかは、ここに記しておきます。

いつもブログを読んで頂きありがとうございます。