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目地を通さない。

2022.3.14  ブログ
iida

今日は、乱貼りを貼りました。

乱貼りは、四ツ目字や芋い目地などの、禁止事項があるのは、以前に書いたので、今回は割愛して行きますが、意外と知られていないのが、その大きさと、形による、バランスです。

乱貼りを、自然の形で表現すると、その形態は石積みに、似ています。

大きな石と中ぐらいの石と小さな石、または、三角の石や四角い石や長方形や5角形の石など、の様々な形や大きさがある中で、目地を通さずに、貼って行くのです。

目地を通さずに、貼って行くには、理由があって、より自然に見えるように、さらには、強度を増すためにです。

地面に貼って行くだけの、乱貼りであっても、目地を通さない事により、しっかりとした、踏み込みに強い、乱貼りになります。

石積みなどは、顕著に示されているように、大きな地震にも耐える強度がある事が分かっています。

それらの、簡単な理由は、目地を通さずに、積んで行き、比重が分散されて、その比重さえも、強度に変えて、支えが支え合う度に強くなるのが、石積みであるのです。

乱貼りは、この目地を通さない方法で貼って行くので、上からの圧に強くなります。

また、景観で、バランスが大事になり、流れを気にしながら、貼っていかないと、面白みのないモノになります。

全ての石を、把握しながら、バランスと法則に、気を使って仕上げて行くので、少し時間が掛かってしまいますが、貼りだすと、やめられない止まらないになってしまいます。(笑)

明日も貼って行きますので、よろしくお願い致します。

いつもブログを読んで頂きありがとうございます。