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景観と変化が大事。

2021.6.15  ブログ
iida

今日は、乱貼りを貼りました。

昨日の雨と、土曜日は、熱中症にかかってしまい、頭が痛かったので、お休みしました。

日曜日を挟んで、3日ぶりの現場になってしまいましたが、お施主様、皆さん暖かく出迎えて頂き、本当に感謝しております。

最近、髪の毛を切ったのが、原因だと思うのですが、しゃがんで、作業するので、後頭部から首回りが、あらわになってしまって、頭が痛くなってしまいました。

タオルで、隠していたのですが、短髪にしていたので、タオルの間から、直接日光に当たっていたのだと、思います。

本当に気負付けないと、いけませんね。(麦わら帽子でも被ろうかなあ)(笑)

ずっと下を向いて、作業するので、立ち眩みは、当たり前ですが、あれやこれやと考えると、進みも悪くなりますが、なぜか、キッチリやりたくなったので、明日は、待望にコヤスケで、施工していきます。

サンダーでなく、金づちで、砕いて石を加工していきます。

石工さんは、コヤスケで、石を加工していきます。

元々は、これが主流でしたが、サンダーが出て来て、今では、サンダーで加工するのが主だと思います。

文明の利器なので、使わない手はないですが、今でも、乱貼りの良し悪しを表すのに、コヤスケが出てきたりします。

そして、思いもかけないところで、乱貼りの技術は、分かれてしまって、乱貼りの意味と目的が、見失ってしまいそうなので、改めて、記して起きます。

写真は大谷石と鉄平石です。

乱貼りの歴史は、以前ブログで書いたのでそちらをご覧ください。(歴史を作ろう)です。

乱貼りは、元々は、平たい石を並べて、延べ段と呼ばれる、飛び石の中に、変化として、足を止めて鑑賞する、そんなモノが始まりのようです。

鉄平石は、加工しやすく、乱貼りに適していたので、大正時代に江戸まで下って来たのだと思います。

歴史は、さておき、意味ですが、様々のようです。

川を連想させたり、山の頂から、落ちて転がる石を連想させたり、今では、お庭からのアプローチで、使う事が多いようで、オシャレな道を連想させてくれてます。

景観を自然に、されげなく、オシャレにするもが、意味だと思って間違いないと思います。

職人によって、違うのかもしれませんが、この辺が真ん中のような気がします。

目的と言うと、これも様々ですが、切った張ったの切り絵などに、とても良く似ていると、イイダは思いますが、人が歩く変化をつけるとこです。

今ではマンションの大きな広場に、乱貼りをしている所もあるので、切り絵的な使い方も出来ると思います。

景観と変化が、大まかな乱貼りの意味と目的なので、考える事は、景観をよくする事と、変化をつけてやる事です。

だから、アールだったり、広げたり絞ったりして、立ち止まって、庭木を見てしまう、そんな場所を作る事が、一番大事なので、間違わないで下さい。

いつもブログを読んで頂きありがとうございます。