今日は、レンガの花壇を作るのに、アールにするので、黄金比を作って、ポイントを出して、位置出ししました。
これは、確かな、再現性を付けるテクニックですが、意外とやってない業者が多いです、外構屋さんよりも、植木屋さんの方が、感覚で仕事しているため、再現性が乏しいのです。
僕は、外構屋さんと植木屋さんで、修行したので、違いが判りますが、多分、皆さんは、わからないと思います、一番簡単な違いは、アバウトな世界と、ジャストな世界です。
外構は計った世界で、ジャストを求められるのです、図面を書く時も収まりを考えます、例えば、玄関のタイル割です、半端な切り物は、施工上あまりよくないし、見た目も悪く、構造的に弱くなりがちです。
一方、植木は感覚世界です、自然をモチーフにしているため、線が複雑になっています、石を積みとか、石を貼るなどの線は複雑になれば、なるほど面白くなります、図面の落とし込みもアバウトに、描き出した方が、より感覚に頼って行けるので、周りやそこの環境に合わせた、感じに仕上げられて、良いモノが出来る事が多いです。
アバウトな感覚は、若いうちはまだ世の中の、流れに乗れて行けますが、段々楽をして、慣れてきて、自分を超える事が出来なくなります、年を取るとは、そういう事だと思います。
だから、再現性を身に着けるというか、感覚を鍛えるための、正しい位置を知っておくべきなのです。
矛盾しているかもしれないですが、再現できる確かな位置があれば、新しい挑戦に挑む時間できます、感覚のアンテナを折られても、正しい位置があれば、簡単に自分らしいアンテナを張る事は出来る。
これが、分かってない、業者が多いです、外構の世界では、新進気鋭の業者が出てきますが、植木屋は昔ながらの植木屋が多いような気がします。
造園家はその二つを、兼ね備えて、なおかつ、人が好きで、プレゼンでおススメを提案できて、自分のコンセプトを持っていて、人格者でなければならない。
全然まだまだ、至らないところばかりですけど、そんな、険しい道を楽しみ、一日の大半を、お庭の事で、使っている、今の自分に感謝してます。
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。