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【庭木にも縁起あり】それぞれの特徴や意味を知り、選ぼう

2020.8.19  お役立ち情報
admin

庭に木はあるけど、この木なんの木なんてことありませんか?

家を購入した時には、とてもスマートだった木が半年や一年でミルミル大きくなってしまい、お隣や近所の手前どうしょうか、悩みのタネになっている方を、よく見ます。

今回はそんな庭木にも意味と理由があるので、解説したいと思います。

悩みのタネでしかない庭の木が、個性や特徴をしれば、とても楽しい会話が広がり、意味のある縁起を担いでいることを知っていますか?

昔からあるお正月の鏡餅ですが、ユズリハノキの葉を下に敷き丸餅と橙の実を上にのせて迎える新年には、意味があります。

代々譲り受ける、繁栄のお飾りです。

これらにも意味があります。

  • 代々は橙(みかんなどの柑橘系)のこと
  • 繁栄は丸餅のこと、譲り受けるは
  • ユズリハノキの葉のこと

です、庭に植える木はこうした縁起物を植えとく昔の人のおしゃれなで粋なことがわかります。

庭木3つのパターン。何を植えるかは特徴と大きさで考えよう

木にも様々な種類と特徴がありますが、まずはどのくらい大きくなって幅がでるのかを考えることが大切です。

庭のスペースから木の大きさを見つめて、バランスと量を見極める必要もあります。それらを怠ると庭が大変なことになってしまいます。

庭木の種類は大きく別けて3グループで

  • 常緑樹
  • 落葉樹
  • 特殊樹木

があります。

常緑樹

常緑樹は葉っぱを落とさない木ですが、常緑樹で売れ筋のシマトネリコは真冬の寒いときは、葉を落とす半落葉樹です。

もともとは観葉植物として作った木ですので、とてもスタイリッシュで涼しげな木です。

落葉樹

落葉樹は冬には葉を落とし、風情と季節を知らせてくれる木です。

特殊樹木

特殊樹木は竹やシュロなどやヤシノキ、最近ではフェニックスなどがあります。

他にも高木、中木、低木、と別れています。

庭木は近年樹高が低くなってきているので、2m~5mが高木と考えて良いと思います。

もちろん成長すれば10m、20mと大きくなるのが高木です。

中木は1m~2mだと考えて良いです、やっぱり成長すれば10mぐらいにはなりますが、庭木でそこまでの木はないと考えてよいです。

低木は1m以下だと考えます。

庭木を植えるコツは奇数植え

そして庭木を植えるコツとしては奇数植えが主流で、庭木を植えるときは不等辺三角形を作ると良いとされています。

オシャレなナチュラル系の庭が良く雑誌(ターシャの庭)とかで見かけますが、管理をほぼ毎日やらなければ、簡単にジャングルになってしまい、手が負えないなどの相談が多くあります。

もしナチュラル系の庭が欲しいのであれば、計画的に配置を考え立体的に植えましょう。

基本は高い木を奥に低い木を手前にすればスッキリ見えるものですが、割り振りや位置だしにはちゃんと計算して出す必要があります。

理由は、配置と割り振りが庭と木を良く見せる方法があるからです。(詳しくはこちらの記事「殺風景な庭と雑草対策はDIYで簡単に変わる」を読んでください)

人気でオシャレな庭木はコレ

常緑樹ではシマトネリコ、オリーブ、フェイジョアなどですが、オリーブは砂地が好きで実を楽しみたいなら2本以上植え種類を変えてやることです。

落葉樹ではヤマボウシ、ジューンベリー、などです。

ヤマボウシは常緑樹もあり、ハナミズキの日本版だと考えて良いです。

特殊樹木はフェニックスや成長の遅いヤシの木などの南国系の樹木が人気です。

ほかにもコニファーなどもありますが、成長が早くすぐ大きくなるので、おススメは出来ないですが、花壇などの小さなスペースなら良いと思います。

庭木として適さない木。大きくなる気は管理に注意

大きくなる木だと、管理が大変ですから、例えばサクラ、ゴールドクレスト、ケヤキ、イチョウ、シュロ、ユーカリなど街路に植えている街路樹の種類はやめておいた方が良いでしょう。

どれも大きくなる木で広い庭にポツンと植えるには見栄えも良いしかっこいいですが、管理が大変ですし、日陰を作り、ほかの木の成長を妨げることになるでしょう。

余談ですがユーカリは増えすぎると生き残るために自ら燃えて山火事を起こして淘汰するみたいです。

世界で一番でかい木はメタセコイアの先祖です。

樹木植栽工事費用、管理費用はどの位

一概には言えないですが、お客様の用意した樹木植栽は一日、支柱、植穴客土込みで5~10本高木で35,000円~になります。

樹木植栽、デザイン、人気の樹木植栽で、支柱、植穴客土込みで、5本高木で135,000円。

値引き等は要相談。植え方と配置の計算方法はその時に教えます。

また、管理費用は一日おおよそ25,000円から。

その時に木の切り方を教えることも出来ます、別途5,000~10,000円です。

庭木の管理は定期的に。自分で植える場合は注意点あり

植えたらお水をあげて、夏場には、毎日やってあげて下さい。

樹木によっては水をあまりやらない方が良い場合がありますが、基本、庭木にはあげて下さい。

オリーブなどは砂地を好むため水を上げ過ぎないよう注意。

多肉植物とかサボテンなども水を嫌うので、ドライガーデンなどはあげすぎに気を付けるようにしましょう。

肥料は本当に弱った時に施す程度で良いです。過保護に育てるとそれに頼ってしまうからで、子供も庭木も一緒ですね。

もしご自分で植えるなら注意することがあるので、書いときます。

深く土の中に植えないで下さい。

二段根といって本来の根っ子から養分を上げなくなってしまうからです。

地面の表面の根っ子から養分を取るために、もともとの根っ子を使わなくなるからです。

多少根鉢が土の中に入ってなくてもいいです、チリを出せと言って土を盛土気味に植えるのがベストとされています。

そしてしっかりと水を回してください。

あらかじめ木の根っ子周りに丸く土で土手を作っておいて水を貼りながら、根と地面の間を埋めるように多めにぐりぐりと回しながら、活着させてください。

この時に根と土の間に空気を入れないように、しっかりと回してください。

管理は難しくない

庭木はドンドン伸びるから剪定をしないと大きくなってしまい、管理できなくなってしまいます。

定期的に木を切って上げれば、綺麗に保つことが可能なのが庭木です。

ただ切る時期や切り方で木を弱らせてしまうことがあります。

時にはダメなってしまうこともありますので、わからなければ相談してください。

年に一回でも剪定をしてあげてれば、庭木はキレイになってくれます。

管理はそんなに難しくないです。

お庭に人が集まる理由を作ろう。

おしゃれな庭にはやっぱりそこにあった庭木を選びましょう。

庭木には前にも述べたのですがいろいろな言葉があり、調べるとなかなか面白いです。

ましてや自分の庭の木です、名前や特徴を知って下さい。

ただ見ただけではわからない、形や葉っぱを見てもわからない、そんなことあると思います。

ご近所さんに声かけて家の木はなんていうの、などと声をかければ、きっと教えてくれます。

ご近所さんに初めて声をかけた、などと喜びの言葉を頂いて居ります、たぶん朝の挨拶から違ってきているはずです。

例えば、家を購入してあなたが来客を呼ぶ機会が増えて、家の中に招き入れる前に、庭に木が見事に配置され立派に立っていれば、それだけで話が始まり、笑顔がこぼれる一日になるでしょう。

また季節や風を感じられるのも庭木の持つ特徴だと思います、移り行く様々な出来事を樹木は長い間見つめています。

あなたの家族とその成長をゆっくりといつまでも見守ってくれるのが庭木の最大の特徴であると信じています。