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【庭師が伝授】バーベキューができる庭づくり。そのコツと注意点

2021.5.26  お役立ち情報
admin

自宅で仕事や用事が済むようになった現代。庭で時間を過ごすことも多くなったでしょう。

時間が増えた分、家族や友人とバーベキューや団らんなどで楽しめる庭にしたくはありませんか?

今回はDIYでできるバーベキュースペースがある庭づくりについて、プロの目線で語ります。

バーベキューができる庭の良さとは?

アメリカやカナダでは一家に一台必ずあるといっていいバーベキューグリルスタンド。

その分庭は、バーベキューができるような庭づくりを心がけています。

バーベキュースペースがある庭の良さはいくつかあります。

1.庭先で手軽に仲間と楽しめる

バーベキューができるスペースがあれば、庭の雰囲気は明るくなります。

家族や友人と一緒に楽しめる空間は、会話や遊びもでき魅力があるでしょう。

2.汚しても心配ない

食べ物やソースを地面にこぼしても外だから大丈夫。

また水洗いで落ちるような素材を使えば掃除だって楽ですよ!

3.気になる匂いが家の中に残らない

室内でホットプレートを使って焼肉をする家庭もいますが、気になるのは食べ終わった後に残る匂い。

外であれば気にする必要はありません。

4.家の中の温度を上げない

夏場のキッチンは暑くて料理するのが大変なときもありますよね。

海外ではできるだけ室内の温度を上げないよう外で料理する人が多いです。

このため外にあるグリルスタンドが重宝されます。

バーベキューができる庭づくりは業者に依頼するべき?

バーベキューができるような庭づくりを考えていると、業者さんに頼むか悩みますよね。

依頼した分、当然料金はかかります。

ここでは業者に依頼するかしないかのちょっとした判断を紹介します。

庭づくりを業者に頼む場合

まずどのぐらいのスペースをリフォームするのか考えましょう。

スペースが大きくなる分、施工作業は大変です。

作業はもちろんのこと、材料や道具の運搬も容易ではありません。

ホームセンターでは手に入りにくいような素材やこだわったデザインを求めている場合は、業者に依頼することがおすすめ。

また、車が乗り入れるような場所で庭づくりを考えているのであれば、業者依頼を検討した方が安全で安心です。

上にかかる比重によって施工の工程や手間がかかり、素人では危険です。

安く庭づくりをするならDIY

できるだけ金額を安く抑えるならDIYがおすすめ。

庭づくりDIY

4人が椅子に座って飲食ができるぐらいのスペースであれば問題なくつくれますよ。

また広くリフォームをしたいのであれば、一部はDIY、そのほかは業者にといった依頼の仕方も安く済みます。

バーベキューができる庭づくりをする前に知るべき2つのこと

バーベキューができるようなスペースをつくる際は、踏み場である地面の仕上げに気をつける必要があります。

家族や友人と楽しめるような素材選びと仕上げを行いましょう!

バーベキューには避けたい地面の仕上げ

①土

土を直にしてバーベキューするのは一番避けたいこと。

踏んだ分だけ靴は汚れ、ほかの場所へ歩いてしまうと、その場所も汚れてしまい掃除が大変です。

②芝生

芝生で椅子やテーブルを置く分にはよいですが、引きずってしまうと芝生がえぐれる可能性も。

コンロが低いと、熱で芝生が枯れることもあるので注意が必要です。

③木材

ウッドデッキのような木材を使用した地面や床は、火の粉で黒く焼けてしまったり、油が垂れてシミになったりするので、おすすめはできません。

バーベキューにおすすめしたいDIYでもできる地面の仕上げ

①ブロックタイル張り

バーベキューにはブロックタイルはおすすめ

地面の表面を比較的ガタつきなく仕上げられ、安価に庭を作れます。

ブロックタイルの裏面を意図的に表面にして敷くと、個性ある仕上がりにもなりますよ。

②コンクリートタイル張り

バーベキューの庭づくりにはコンクリートタイル張りもおすすめ

ブロックタイルよりも、シックで高級感のある仕上がりが作れます。

サイズを変えて貼り付けることでさらに見栄えよくなりますが、場合によってはカットする必要があるので注意。

③ブロックレンガ張り

ブリティッシュガーデンのような洋風スタイルにあうブロックレンガ張りは、アンティークに仕上がり、比較的安価に庭づくりもできます。

バーベキューができる楽しい庭づくりをしよう!工程とそのコツを紹介

比較的にDIYでもできるブロックタイルやコンクリート、レンガ素材の仕上げの作業工程を紹介します。

Step1.地面を掘削して砂利や砂のスペースを確保する

砂利や砂を敷くために施工する地面を掘削していきます。

掘る深さの目安としては「砂利(3〜5cm)+砂(2cm程度)+素材の厚み」が基本。また幅もブロックを敷き並べて、さらに5cmほど余裕を持たせます。

Step2.砂利と砂でしっかりとベースを整える

掘削した場所に砂利と砂を敷き詰めます。はじめにレーキを使って砂利を全体に敷き詰め、タンパーで上から圧力を加えましょう。

へこみがある箇所には砂利を加え修正し、平らにしていくこと。

次にトンボを使って砂を全体に広げます。

基準となる地面の高さよりも約7cm(各素材の厚さによる)下のラインになるように敷き詰めタンパーで転圧していきましょう。

庭づくりのコツ:しっかりと転圧し、水平器でチェック

基礎工事であるベースづくりが一番重要なポイント。

しっかりと地面に圧力がかかっていないと、施工後に陥没といったことも起こりかねません。

また、水平器レベルを使って平かどうかをチェックするときれいな仕上がりになりますよ。

Step3.ブロックを敷き並べる

ブロックをゴムハンマーで軽く叩きながら敷き並べていきます。

高さの調節合わせとして砂を加えながら、叩き並べていくと、きれいに仕上がりに。

庭づくりのコツ:糸(水糸)をたるみなく張ること

プロのようにきれいな仕上がりをするのであれば、ブロックのラインを揃えること。

水糸を最初に基準となるラインに張って作業するとよいですよ。

Step4.セメントで周囲を固定

ブロックを並べた周囲は、セメントで動かないように固定する必要があります。

外側となるブロックのエッジ部分のみ、砂を摘除してセメントで固定しましょう。

また周囲ぐるりとセメントで固めるとさらに強力でズレの心配もありませんよ。

Step5.ブロックの目地に砂を敷き詰める

ブロック同士の隙間に目地砂を入れて、見栄え、固定、防草のために仕上げます。

通常の砂より、水を吸収すると固まる粘着剤が入った砂を使う方がおすすめ。

庭づりくのコツ:上から転圧してしっかりと目地砂を詰め込む

目地砂をまく際は、ほうきを使って隙間なく入れていきます。

砂を詰めるコツは、全部を一度に詰めることはせず、わざと余分に余らせ、転圧を一度全体にし、もう一度砂を詰めていくことが仕上げのコツ。

Step6.散水して完成

最後の仕上げとして水をかけ、砂の接着、ホコリの除去を行います。

散水する前にブロックが平らかどうか水平器レベルを使って確認するとよいでしょう。

バーベキューがさらに楽しめるようなおすすめの庭づくり

地面をきれいに仕上げるだけでも、雰囲気をガラリと明るく華やかに変え、バーベキューが楽しめる庭になります。

しかし、オプションを加えたり、仕上げの仕方を変えることで、おしゃれで過ごしやすい庭へとなるでしょう。

おすすめ①パーゴラ|植物を使って日除けや目隠しを

パーゴラ|植物を使って日除けや目隠しを

きれいに仕上げた地面の上部にはパーゴラを建ててみましょう。

つる性の植物を植栽して透け感のある屋根や目隠しがつくれ、快適なバーベキューが楽しめますよ。

おすすめ②高さのあるパティオ|おしゃれで高級感を

高さのあるパティオ|おしゃれで高級感

バーベキューを楽しむスペースを高くしたパティオは、シックのある高級感を与えます。

施工時に厚みのあるブロックを使うことで高さが出せるので、根気のある方は挑戦してみましょう!

おすすめ③シンボルツリー|まとまりのある空間を

バーベキューをするスペースにシンボルツリーがあることで、一つの柔らかな雰囲気に。

爽やかで涼しげのある空間づくりにはおすすめしたい庭づくりです。

DIYの庭づくりで作業もバーベキューも楽しもう!!

DIYでもプロのような庭づくりは可能です。

まずはできることを把握してから、材料や道具集めを行い、それから始めることがベスト。

またDIYでバーベキューができるような庭づくりで大事なことは、施工中の作業や仕上がった後に家族や友人と楽しめることです。

居心地のよい空間になるように、工夫やアイデアを膨らますことで、よりよい庭づくりとなります。

ぜひバーベキューが楽しめるような庭をつくりましょう!

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